教員インタビュー:伊藤 良一 教授

Q 研究テーマを教えてください
炭素材料(グラフェン)に特異な幾何学構造を付与して今まで発見されていない物性を発現させたり、カーボンニュートラル技術に応用する研究をしています。
Q 研究の内容と、研究の魅力を教えてください
物質の幾何学形状のみを制御することで、物性を制御するという新しい学問を展開しています。例えば、炭素材料では、フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェン、グラファイトなどがハチの巣型の炭素結合を共有していますが、それらの特性は大きく異なります。なぜ幾何学構造が異なると物性が異なるのか?そして、どのような要素に着目したら狙った物性をデザインできるのか、興味は尽きません。
Q その研究の先にある未来や、あなたが抱く夢を教えてください
自分の研究室を卒業した学生たちが私を追い越し世界に羽ばたいて大きく活躍することが夢です。
Q 研究を始めたきっかけは何ですか?
会社に就職する適性がないと自覚したこと
Q 研究以外で熱中していることは何ですか?
研究
Q 日常生活で心がけていることを教えてください。
問いかけることを忘れないようにしています。答えは与えられるものではなく、自分で見つけ出すもの。
Q 応用理工学類/サブプログラムのアピールポイントを教えてください
様々な専門分野を持った先生が自由に研究をしています。何でもできる学類といえます。しかし、裏を返せば、学生の学ぶ自主性が強く求められています。学生自身の学びたいという自主性を育み、学生の研究興味の取りこぼしのないところが応用理工学類の特徴です。
Q 学生へのメッセージをお書きください
今の学生は激動の時代を生きていると思います。凄まじい速さで変化していく世界に流されず、自分の強みが何なのかきちんと見極めて、自身の能力を磨き、世界を引っ張っていけるリーダーになってください。

伊藤 良一 (教授)
固体物理とエネルギー工学に魅力を感じ、研究の道に進む。グラフェンの基礎物性やデバイス応用などの基礎物理の発展、CO₂電気化学還元や水電解を中心とした持続可能なカーボンニュートラル技術の実現を目指す。特に、炭素材料に着目し、金属特性を炭素材料で再現・代替するための学理を探求している。これまで物性やエネルギーに関する基礎・応用研究へ取り組み、多数の科研費プロジェクトや受賞歴を持つ。応用物理学に基づく基礎研究を軸に、社会実装につながる技術の確立を目指している。
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