教員インタビュー:都甲 薫 准教授

2023/4/9更新

Q 研究テーマを教えてください。

新しいフレキシブル・エネルギーデバイスの開発に向けて、新規材料やナノテクノロジーの研究をしています。

Q 研究の内容と、研究の魅力を教えてください。

プラスチックフィルム上に優れた機能をもつ材料を薄膜合成し、トランジスタ、太陽電池、熱電変換素子、リチウムイオン電池などの様々なデバイスに応用しています。「自然科学」の分野になりますが、ミクロな世界の中で原子の気持ちになりきることが大切(?)です。ねらい通りの成果が得られたときの達成感はもちろん、想定外の新しい現象に遭遇したときのワクワク感も魅力です。

Q 学生にメッセージをお願します。

ゲームの中で、キャラクターの能力値(ステータス)にポイントを振り分けて強くすることを「ステ振り」と言います。ぜひ自分が社会に出て活躍するためのスキルを確認して、ステ振りを考えてみてください。論理力、情報収集力、継続力、アウトプット力、コミュニケーション力など様々なパラメータがあると思いますが、研究はこれらを高める最高の教材です。一緒にがんばりましょう!

Q 研究以外で熱中していることを教えてください。

子供と遊ぶことに熱中しています。子供が大きくなるにつれて、スポーツやゲームなど、自分も一緒に楽しめるようになってきました。気分転換や健康維持にも繋がっています。

Q 日常生活で心がけていることを教えてください。

研究はアイディアが勝負なので、学生さんが思ったことを遠慮なく言えるような関係性を構築するように心がけています。学生居室で雑談しながらお弁当を食べるなど、学生さんとなるべく近い距離でコミュニケーションをとるようにしています。


都甲 薫 (准教授)

超スマート社会に向けた次世代エレクトロニクスの開発を目指し、ナノテクノロジーや機械学習を駆使した新規半導体の材料・プロセス研究に取り組む。応用分野は「フレキシブル・エネルギーデバイス」をキーワードに、太陽電池、ディスプレイ、熱電変換素子、リチウムイオン電池など。

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